卒業生インタビュー

現場を調査する研究手法から
課題に立ち向かう姿勢を学びました

ジーク株式会社 石井 杏南さん
(2013年建築都市デザイン学科(現・建築デザイン学科)卒業)

在学中

1年次

手描きで図面を描く授業があり、建築を学んでいるんだと実感できてうれしかったです。後期からは建築事務所でのアルバイトもスタート。

2年次

建築の基本を知識と技術の両面で鍛えられ、特に設計や模型づくりなど、多くの課題に追われたのが思い出深いです。忙しくも毎日が充実していた1年間でした。

3年次

住宅のインテリアデザインと商業デザインに興味がありましたが、「商業インテリア」の講義で、その奥深さや可能性に惹かれ、飯島先生の研究室に所属。商業デザインをやりたいと方向性が定まり、就職活動を開始。

4年次

現在の仕事につながる数々の経験ができました

就職活動の最終面接は作品を制作してプレゼンを行う課題でした。飯島先生からご指導を受けて自信を持って挑み、念願の商業デザインの会社から内定をいただくことができました。研究室では、新宿キャンパスの学生ホールの設計が課題として出され、学生の立場からアイデアを出し合いました。その経験が現在の仕事につながりました。

新宿キャンパスの地下1階の学生ホールは、飯島先生のデザインでリニューアル。当社が施工を請け負い、私は担当者として母校に何度も訪れました。

現在(2015年)

デザイナーとしての一歩を踏み出しました

社内の設計部門に所属し、化粧品会社の担当としてデパートなどで販売ブースのデザインを行っています。お客様の意向をくみ取り、デザインを提案しています。多くの人たちに共感を持って、親しんでもらえるのが商業デザインの魅力。卒業後、母校の学生ホールのリニューアル工事の際に施工会社の担当者として携わる機会に恵まれました。一つひとつの仕事をていねいに思いやりとを持って取り組み、思いを形にしていきたいです。

教員からのメッセージ

商業デザインの第一線で自分の色を出していきましょう

商業デザインに目標を定めて努力し、希望の仕事をつかんだ石井さん。今回、一緒に仕事する機会に恵まれて、当時のままの一生懸命さに安心しました。この業界は10年くらいがんばってようやく自分の色が出せるようになります。その熱意と明るさで一歩ずつ着実に成長していってください。

「工学院大学 大学案内 2016」より転載

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