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工学院大学建築学部 主催
第10回 高校生の建築フレッシュ・アイディア・コンペ
「人が集まる場所」

人は日々の暮らしを多くの人に囲まれて過ごしています。家族や仲のよい友人、話しかけたことのない同級生や先生、偶然その場に居合わせた人などが、暮らしの様々な場面や瞬間に彩りを与えてくれます。今では現実世界にとどまらず、バーチャルな世界での出会いや交流に多くの影響を受ける人もいるでしょう。

この課題では「人が集まる場所」を提案してください。
たくさんの人が集まる場面をイメージする人も、親しい人が集う場面を想像する人もいるでしょう。目的を同じくする人が集まる場合もあるでしょうし、さまざまな人が思い思いに過ごしながら、何となくその場を共有するような集まり方もあるかもしれません。

「高校生の建築フレッシュ・アイディア・コンペ」では、高校生の皆さんのみずみずしい感性を大切にしています。提案への制約はいっさいありません。あなたの思う理想的な「人が集まる場所」を、自由なアイディアで提案して下さい。

結果発表

10回目の記念開催となった高校生のフレッシュ・アイディア・コンペ。今年はテーマを「人が集まる場所」としました。日々の生活が便利になる一方で、地域のコミュニティ機能の衰退や他者との関係性に対する意識の変化は、人々の価値観をより多様にしています。また、情報化や国際化、都市化などの社会の急激な変化は、世の中をより複雑に、不確実にしています。その不安定さが日常を支配する中で、ひとは「どこで」「他者と」「集まろう」とするのでしょうか。この難しいテーマに、今年は絵の部門に51点、文の部門に24点の力作をご応募いただきました。厳正な審査による選考の結果、以下の通り入選作品が決定しましたので、ここにお知らせいたします。今後も引き続き、本コンペに多数のご応募を賜りますようお願い申し上げます。

工学院大学建築学部
高校生コンペ審査委員会

最優秀賞(絵の部門)

「木のアドベンチャー」
埼玉県立熊谷工業高等学校 新井陸さん

最優秀賞(文の部門)

「桜の木を切ることに反対です」
私立帝京大学高等学校 沢井陽亮さん

絵の部門
最優秀賞 木のアドベンチャー 新井 陸 埼玉県立熊谷工業高等学校 1年
優秀賞 シャッター通りから集まる空間へ 金山 真也 埼玉県立熊谷工業高等学校 2年
優秀賞 変わる屋根 上野 叶実 富山県立富山工業高等学校 1年
審査員特別賞
藤木隆明賞 ~本から始まる空間~ 松下 森之輔 富山県立高岡工芸高等学校 3年
澤岡清秀賞 ハレとケ 中䑓 聖一 東京都立蔵前工業高等学校 3年
塩見一郎賞 蘇る緑の棚田 山口 諒也 静岡県立科学技術高等学校 2年
鈴木敏彦賞 重なるリング 守川 友理 富山県立富山工業高等学校 1年
樫原徹賞 趣味を愉しむシェアハウス 佐野 有太 日本工業大学駒場高等学校 2年
文の部門
最優秀賞 桜の木を切ることに反対です 沢井 陽亮 私立帝京大学高等学校 3年
優秀賞 Happiest Place 冨村 紗耶 私立多摩大学附属聖ヶ丘高等学校 3年
優秀賞 地域 SHARE 空間 望月 杏華 静岡県立科学技術高等学校 2年
審査員特別賞 円で描くみんなの集いの家 今井 皇貴 東京大学教育学部附属中等教育学校 3年
審査員特別賞 こども発→こども着
新たな遊び場「Voluntary Space」
安藤 柊也 東京都立蔵前工業高等学校 3年

応募要項

応募の資格
  • 2017年4月現在、高等学校(高等専門学校1~3年生を含む)に在学中であること。
  • 応募作品は個人による作品に限ります。
  • 「絵の部門」「文の部門」の両方への応募は可としますが、ひとりあたり各部門1点ずつしか応募できません。
提出締切

2017年8月28日(月)当日必着

  • 郵便、宅配便などを使ってお送り下さい。締切日後に到着したものは受理しません。
  • 直接持参による提出は受け付けません。
  • 締切後、概ね10日以内に受領確認のメール(あるいはハガキ)を提出者全員にお送りします。9月7日を過ぎても通知が届かない場合は、提出先の電話番号にお問い合わせ下さい。
提出先

〒163-8677 東京都新宿区西新宿1-24-2
工学院大学建築学部 高校生コンペ「○の部門」係
(○には応募部門に応じて「絵」か「文」を記入してください)

TEL.03-3340-0140(建築学部事務室)
提出作品の
書式等と
提出方法

絵の部門

  • 設計図面(縮尺は自由)、ドローイング、模型写真など、自分の空間提案を表現したものをA2版用紙1枚(横使い420mm×594mm)におさめたものを提出作品とします。
  • ケント紙あるいはそれに類する厚紙とし、表現は鉛筆、インキング、着色、写真貼付、プリントアウトなどいずれでも可とします。ただし、パネル化しての提出はしないで下さい。

文の部門

  • ワープロ等を使用し、A4版用紙(横書き・縦使い)数枚にまとめ提出して下さい。文字の大きさやレイアウト等は自由です。
  • 1枚目は表紙とし、文のタイトルと200字以内の概要を記入して下さい。
  • 文章を補い、主張を裏付けるための図版、写真等を文中に使用してもかまいません。
  • 作品はWord形式またはText形式のファイルでCD-ROM等に保存し、作品とあわせて送ってください。(図版入りの場合、可能であればpdf形式のファイルも送ってください

文の部門

  • 提出作品には、応募者の所属や氏名等がわかる内容を一切記入しないで下さい。
  • 別途、ホームページにアップされている所定の応募用紙に、必要事項(氏名、自宅住所、電話番号、PCメールアドレス、学校名など)を記入して作品に同封して下さい。
  • 作品は折り曲げずに送付して下さい。
  • 応募作品は未発表のものに限ります。学校の課題として制作し、学校内だけで公表されたものは、未発表作品として扱います。
  • 応募作品は返却しませんので、必要な場合は予め複製を作っておいて下さい。
  • 以上の各点が守られていない作品は審査対象となりません。十分注意して下さい。
審査員

絵の部門

審査委員長
藤木 隆明 (建築家/本学建築デザイン学科教授)
審査員
澤岡 清秀 (建築家/本学建築デザイン学科教授)
塩見 一郎 (インテリアデザイナー/本学建築デザイン学科教授)
鈴木 敏彦 (建築家/本学建築学科教授)
樫原  徹 (建築家/本学建築デザイン学科准教授)

文の部門

審査委員長
下田 明宏 (ランドスケープ/本学まちづくり学科教授)
審査員
野部 達夫 (建築設備/本学建築学科教授)
境野健太郎 (建築計画/本学建築学科准教授)
藤賀 雅人 (安全・安心/本学まちづくり学科助教)
吉田 司雄 (文学/本学国際キャリア教育部門教授)

最優秀賞: 各部門1点 奨学金5万円
優秀賞: 各部門2点 奨学金3万円
審査員特別賞: 各部門5点以内 奨学金1万円
審査結果の公表など
  • 厳正に審査(非公開)を行い、9月中旬頃までに、入賞者への郵送及びホームページ上で審査結果を公表する予定です。
  • 受賞作品は、10月8日(日)に予定されている「秋のオープン・キャンパス」で展示します。
  • 同じく10月8日(日)に表彰式を実施し、表彰式後には建築家と語る「トークイベント」を実施する予定です。後日、ホームページなどでご案内いたします。
その他の注意事項
  • 作品の著作権は応募者に、ただし入選作品については広報用の著作権を本学に帰属するものとします。
  • 上記以外の事項に関しては応募者自らが判断することとします。電話等での問い合わせには応じられませんので、予めご了承下さい。
応募用紙
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応募要項
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ポスター

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